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幻のカーボン映写機を尋ねて本宮映画劇場へ / 2012年04月22日(Sun)

福島県本宮市に現役のカーボン映写機があるとお聞きして、ワクワクしながら福島県本宮市へ! 
「福島へ行ってきます」という私のことばを聞いて、原発関連の撮影に行くと思った友人が、「帰ってきたら、いろいろ聞かせてください」というので、少し困惑! たくさんの方々が原発の撮影に苦心されている中、私はカーボン映写機を尋ねてきました。



大正3年生まれ、2014年には100周年を迎える「本宮映画劇場」です。
本宮の有力商店主や事業家の有志が大金を出資して、町民が集まれる場所を! という熱い思いで建てられ、芝居、浪曲、歌謡ショー、選挙演説に映画と、町民の集まる場所だったそうです。
現在の持ち主の田村修司さんのお父さんは、続々と入っていく人の波を眺めては憧れていたそうです。

出資者の名簿や、設計図なども保存されているそうです。その当時の別の映画館などと比較すると、それはそれは立派な建物だったことが分かります。今はベニヤ板で塞がれていますが3階席まであります。そして、その3階席まで満席になったそうです。



館主であり、映写もされる田村修司さんと映写機です。詳細は分かりませんが、現在、動くカーボン映写機は、この「本宮映画劇場」の物だけではないかと思います。展示されている映写機でなく、動いている映写機を撮りたいと思っています。

田村さんは映画館が斜陽になった時、車のセールスマンに転身。その頃は高度経済成長の時代で、車がどんどん売れて、その報奨金で映画館を維持してきました。
「定年を迎えたら、映画館を再開するぞ!」という思いを抱え、動力の料金を払い、映写機の手入れを続けてきたそうです。田村さんに支えられて、映写機は命を延ばし現在に至っています。
映画の話になると、田村さんの顔がイキイキします。本当に、映画が好きなんだなぁ~と、お話を聞いているだけで、こちらにもその思いが伝染してくるようでした。
でも、実際に自分が定年を迎えると、映画館を再開するなんて無理だと思ったそうです。それでも、手入れを続けていて、ある時・・・。(それは本編でご覧ください!)

桜も一緒に撮りたいと思っていて、撮影日を決めたのですが、今年は何時までも寒さが続いていました。
宇都宮辺りまでが満開で、本宮の桜の満開には少し早かったようです。映写機ばかりでなく、日本の四季も入れたいなんて欲張りなことも考えています。

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[2012/12/13(Thu) 20:49]
森田 惠子 この記事を書いた人:森田 惠子さん
『小さな町の小さな映画館』に引き続き『旅する映写機』の製作・監督・撮影をしています。

コメント

この記事へのコメント : 2

森田惠子 : 旅するカーボン用ミラーだったのですね!
長年使っていたミラーはすすけていました。
田村さん、大変、喜んでおられたとお聞きしています。

[2013/04/28(Sun) 22:00]

カーボン用ミラー! : 永吉さんのご縁で私の自宅倉庫で眠っていた映写用カーボンミラーがこの劇場で再び使われて居ます。

[2013/04/28(Sun) 19:02]


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