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大黒座/フジセントラルF-6

詳細データ

上記データは2013年時点のものです。

大黒座物語

大黒座

襟裳岬の少し手前、人口1万4千余りの小さな港町・浦河町にある「大黒座」は、建物は3館目、館主は4代目の映画館です。

浦河は漁業とサラブレッドの産地として知られていますが、年々人口は減り続け高齢化も進んでいます。
その小さな港町でクリーニング店を営みながら、1日3回の上映を続けています。館主の三上雅弘さんと妻の佳寿子さん、そして、雅弘さんの母・雪子さんの3人が「大黒座」のスタッフです。

特集上映を企画したり、子供向けの作品から話題作、ドキュメンタリーとジャンルに拘らず独自のプログラムを上映しています。

「大黒座」を応援しようと町民の皆さんが立ち上げたのが「大黒座サポーターズ・クラブ」。
映画館に気楽に立ち寄ってほしいとの願いから「大黒座祭り実行委員会」が主催する「大黒座祭り」も年に1度開催されています。
町の文化の拠点となり、コミュニティの核にもなっている「大黒座」が人と人をつないでいます。


映写機物語

フジセントラルF-6

詳細データ

  • フジセントラルF-6
  • 富士精密工業
  • 1955年

4代目館主・三上雅弘さんの妻・佳寿子さんが高校生の時に、「働かせてください」と手紙を書いたのが、当時札幌で注目されていた映画館「ジャフ70ホール」でした。
「お金払えないんだよね。ボランティアで来てくれるのならいいけれど・・・」という返事が届いたそうです。既にその頃から映画館にとっては厳しい状況になっていたのです。

1994年、道路の拡幅でセットバックしなければならなくなった時、多くの町民の方々が閉館するだろうと思い、3代目館主の三上政義さんも閉館を考えておられたようですが、息子の雅弘さんは、「今まで出来なかったことができる!」と思ったそうです。建物は老朽化し、スクリーンも映写機もボロボロの状態で、上映を続けていたのです。

220席から48席に生まれ変わった「大黒座」に、なんと、佳寿子さんが手紙を出した「ジャフ70ホール」の映写機が、閉館したことからやってくることになりました。

札幌の「ジャフ70ホール」の映写機「フジセントラルF-6」が、映画が大好きで映画館で働きたいと思っていた少女の嫁ぎ先で動いているという映写機物語が心に残りました。

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