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本宮映画劇場/ローヤルL型 カーボン映写機

詳細データ

上記データは2013年時点のものです。

本宮映画劇場物語

本宮映画劇場

大正3年に建てられた「本宮映画劇場」の現在の外観はピンク色。訪ね歩いていて、その姿が見えてきた時の感動を忘れることができません。

なんと、この建物は2014年に100周年を迎えます。歴史のある映画館の中でも最初の建物がそのまま残っている所は少ないと思います。
あの震災の時もびくともしなかったというのですから、本当に丈夫に建てられているのですね。館主の田村修司さんは、揺れが収まってすぐに劇場の中へ入り、天井が落ちていないか確認したそうです。もちろん大丈夫でした。

宿場町だった本宮で、人々の集まれる場所を作ろうと地元の名士の方々が出資して、大金をかけて建てたものだそうです。木造3階建て、とても立派な建物です。当時の設計図や出資者名簿も保存されています。後に田村さんの父親が買い取ったそうです。

現在は寒さ対策もあり桟敷席の2階と3階はベニヤで塞がれていますが、1階は椅子席で不定期ながらも上映のイベントが催されています。田村さんが再び上映するきっかけとなったお話は、とてもステキなお話でした。


映写機物語

ローヤルL型 カーボン映写機

詳細データ

  • ローヤルL型 カーボン映写機
  • 高密工業
  • 1957年製

館主であり映写も担当する田村修司さんとカーボン映写機です。閉館したのは1963年(昭和38年)なのですが、ずっと映画館と映写機とスクリーンを維持してきました。
閉館してサラリーマンになった田村さんですが、映画への思いは熱く、「定年になったら映画館を再開するのだ!」と思って、動力の電気料金を払い続けてきました。「タコ整流器」も現役で残っています。

カーボン映写機で、実際に動く映写機はほとんどなく、田村さんが手入れを続けていたからこそ動くので、カーボンの灯を撮ることができたことを、大変、幸運に思っています。

2本のカーボン棒を左右から近づけて火花を起こさせ、その光を後ろの鏡で集め強い明かりにして、映写をします。燃えてカーボン棒が短くなってしまうと明かりが暗くなってしまいます。2本のカーボン棒の位置を微妙に調整しながら上映していくのです。その微妙な作業を田村さんがされて上映しています。
年季の入った映写機はどっしりと風格がありました。

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